暗記しない!解剖学の勉強の仕方

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これから解剖学を学ぶ1,2年生にも、国家試験の勉強を本格的に始める5,6年生も解剖学は以下のものを準備してから勉強を開始しましょう。

解剖学は暗記しない!

国家試験で要点と生るのはやはり「頭頸部」です。細かく聞かれるので、かなり細かい知識が必要です。解剖は暗記の科目ではありません。骨の名前も孔の名前も神経の走行も、頭にイメージを描けるようになることが重要です。教科書や授業ノートとにらめっこしていてもだめです。リアルな3次元の実物に触れることが重要です。解剖実習は貴重な機会ですが、本当に少しの時間なので、擬似的にでもできるだけ3次元のモノに触れましょう。

 

スカルは絶対買うこと!

頭頸部の模型は、手元に必ず置いておきましょう。脳頭蓋底の孔だったり、神経の走行をみる時に最大限威力を発揮します。蝶形骨や口蓋骨など、教科書に乗っているアングルではわかりずらい骨とその構造物もスカルを手元に確認していくことで、暗記することなくイメージが頭のなかに描けるようになります。注意点としては、実物大のサイズのものを買うことです。1/2の小さいパズルタイプのものなどありますが、やはり細かい穴や構造物が省略されていて、歯がゆい感じがします。

 もっともコスパがよいのは以下のものだと思います。数千円で、実物大の頭蓋骨の模型が買えるなんて、当初は驚きました。解剖の勉強の効率が飛躍的に良くなるのでおすすめです。

 

 本気な人は以下のものがおすすめです。色分けされてて、かつ本当の骨と同じように分解できるようになっています。蝶形骨、口蓋骨、などは中に埋まっていて、写真でしかみれず上手くイメージもてません。この模型で実際に手に取るとかなりイメージが湧きやすく、理解が早いです。頭蓋骨23個のうち、舌骨を除いた全て=22個の骨が分解できる精度の高い頭蓋骨です。

iPadのこのアプリが神すぎる

iPadアプリで解剖の3Dをグリグリみることができるものはずっとありましたが、日本語表示ができるもので、使えるものはずっと存在しませんでした。やっと、この「ヒューマン・アナトミー・アトラス」が日本語表示対応で、かなり使いやすいです。神経だけ、血管だけ、骨だけ、という表示もできます。

何よりすごいのが、筋肉が収縮したときの関節や骨の動きを動画で見ることができる点です。これで数千円って、ほんと下手な解剖の本を買うよりもましです。。。なによりiPhoneでもiPadでも対応していますからね\(^o^)/1年に1回ぐらいセールですごく安くなるときあるので、それを狙ってみるのもよいかもしれません。

解剖ノートがすごい使える

 

教科書はこれできまり|ネッターの頭頸部版

解剖学の教科書についてはこちらの記事(http://www.kokushi.space/?p=10)でも何冊か紹介していますが、特に6年次で国家試験を見据えて勉強するときはこの教科書一冊で十分だと思います。かなり詳しく細かいところまで描ききってくれており、解説も適度にのっていてわかりやすいです。

 

YOUTUBEには結構攻めてる動画がある

YOUTUBEには海外の番組で、本物の人体解剖して解説しているものが公開されています。これTVでやるってすごいなーと思うんですが、、、文化の違いを味わいつつ。。。動画の右下にあるボタンで、英語字幕を出すこともできますし、優秀なグーグル翻訳による、日本語への同時翻訳→字幕表示!を出すこともできます。解剖用語の英語とかわからない人でも大枠正しい日本語にしてくれるので、是非ともおすすめです!頭頸部に深くスポットあてていないところが残念ですが、全身解剖ではかなり参考になると思います。

 

 

 

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