必ず目を通すべき!新しい版の教科書「クラブリ」

国家試験は医歯薬出版からでる

国家試験のスタンダードといえば、王者、医歯薬出版株式会社のシリーズです。110〜112回を受けられる方は、クラブリの教科書、1つ古い第四版を購入していると思います。実はクラブリの教科書は2014年に第五版が新しく出版されています。

今回の改訂で結構、重要な部分があって、読んでいて驚いたので、そこを少しだけご紹介します。前回の第三版→第四版の改訂のとき、新しく第四版に載った内容が国家試験に出題されて購入していない人たちが痛い目をみた、ということも聞いているので、やはり確実に合格射止めたい人はクラブリだけは最新版を購入することをオススメします。

今回紹介するのはほんの一部ですので、是非とも図書館や後輩に借りるか、自分で購入して、一通り自分の目でみることをオススメします。 

 

  

 

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クラウンブリッジ補綴学 第五版 矢谷博文ほか 2014 医歯薬出版社 より

「ハイブリッド型コンポジットレジン」の接触点はレジン?金属?

上の図は、ハイブリッド型コンポジットレジン前装冠の隣接接触点についての説明図です。

  • レジン前装冠→接触点は金属
  • 陶材焼付鋳造冠→接触点は陶材

というのは常識ですが、では「ハイブリッド型レジン」はどうなるか?はご存知でしょうか?なんと陶材と同様に接触点はハイブリッド型レジンで覆うことになっています!

  • ハイブリッド型レジン前装冠→接触点はハイブリッド型レジン

シリカを80-90%ぐらいの勢いて含むハイブリッド型コンポジットレジンはかなり硬く、物性も陶材に近づけているということなんだと思います。こういうところスパッと出題されたら間違ってしまいそうで、恐ろしいです。王道中の王道の書籍にイラスト付きでこんなにもわかりやすく掲載されてしまっているので、出ても全然おかしくないです!やはり新しい教科書は買って、一通り自分の眼で通してみることは重要だと思います。勉強の合間とかふとした時にパラっとみれるのがよいですよね。

 

 

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クラウンブリッジ補綴学 第五版 矢谷博文ほか 2014 医歯薬出版社 より

3D、CAD/CAM関連は写真をきちんとチェックしておきたい

あとは最新の技術系ところ、CAD/CAM関連の写真は、必ず目を通しておいたほうがよいです。この部分は今回特に追加された資料や文章が多かったところです。例えば、上にある「光造形で制作された模型」など写真でぽんとだされて、次に行うのは?とかこの模型の性質は?とか聞かれたりするわけです。ただでさえ緊張しているところに知らない画像で頭真っ白になる可能性も十分にあるので、一度、王道の教科書に乗っている写真と文章は読んでおいたほうがよいですよね。

 

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クラウンブリッジ補綴学 第五版 矢谷博文ほか 2014 医歯薬出版社 より

 

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クラウンブリッジ補綴学 第五版 矢谷博文ほか 2014 医歯薬出版社 より

FGPテクニック

個人的に嬉しいのがFGPテクニックについてコラムで、コンパクトにまとまっていることです。たまに問題に出てくるFGPテクニック、調べてもでてこなくて、わからないまま過ごしていましたが、今回、かなりきちんと理解できました。FGPテクニックは英語でFunctionally Generated Pathテクニックといいますが、要は咬合調整時に中心咬合位だけでなく、偏心位の模型も作っておいて、それで精度高いワックスアップをするための方法です。きちんとコラムで解説してくれているので、是非こちらも読んでみて下さい。

 

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クラウンブリッジ補綴学 第五版 矢谷博文ほか 2014 医歯薬出版社 より

シェード関連の機材が多め

印象的だったのはシェードテイキング、色合わせのための写真や文章が結構追加されていたことでした。上のeye-specialのカメラなどは臨床実習などで見たことがある人多いのではないでしょうか?歯肉の赤色を消すだけで、あんなに歯の色の違いがみやすくなるなんてほんとすごいですよねー。あるいは、自然光でやるとされていたシェードテイキングにも専用の色温度で照らすことができる専用光源がでてきたりで。臨床実地問題は特に補綴系、ネタが枯渇している状態が続いているので、この辺の新しい機材からの出題というのは本当に確率高いと思います。少し見て、ちょっと読んで―「へ〜」って思うだけで全然違うと思いますので、一度は絶対みておきましょう!

 

今回紹介したのは本当に一部です。他にも、新しく保険導入されたCAD/CAM冠や、セラミック関連の記述もかなり豊富になっています。

特にクラブリのこの教科書は僕らがもっているはずの第四版からの変更点が大きかったように思います。是非とも手元で確認してみてください。

購入は以下のアイコンから飛ぶことができます。

  

 

 

 

 

 

その他、おすすめのクラブリの教科書

クラウンブリッジ補綴学  医歯薬出版社 ★★☆

  

国家試験のスタンダードといえば、王者、医歯薬出版株式会社のシリーズです。110〜112回を受けられる方は、クラブリの教科書、1つ古い第四版を購入していると思います。実はクラブリの教科書は2014年に第五版が新しく出版されています。

今回の改訂で結構、重要な改訂があったので、興味あるかたはこちらの記事もよんでみてください。http://www.kokushi.space/?p=1010

 

冠橋義歯補綴学テキスト 會田雅啓 ★★★

教科書系ではこちらの本が、一番です。写真も多いですし、説明が、医歯薬出版のクラウン・ブリッジ補綴学よりも丁寧です。初めてクラウン・ブリッジを学ぶ人、苦手でよくわらないなーというひとはまずはこちらの本を読んでみてください。イメージ湧きやすく、おすすめです!この本を教科書に使っている大学もあります。

 

目で見る咬合の基礎知識 2002月刊歯科技工別冊 ★★★

この本もすごいです。咬合様式、犬歯誘導やグループファンクション、フルバランスドオクルージョン、リンがライズドオクルージョンなどかなりイラストでわかりやすく説明されています。技工士用の解説なので、専門的に深いところも優しい表現でわかりやすくかかれています。

 

クラウンブリッジの臨床原著第4版 ★★★★★

補綴科の先生はみんなもっていますよね。アメリカの歯学部、いや英語で歯学を学んでいる学生がかならず買う教科書です。英語版はもう6版とかだいぶ進んでいるので、英語が読める人はそちらを買うほうがよいですが、まずは日本語で。高いですが、疑問に思うことなど片っ端から書いてあって、読むと解決すること多かったです。学生にはオーバースペックかな、と思いましたが、思い切って買ってしまいました。結果良かったと思います。将来に渡ってつかっていく知識なので、先行投資と考えれば全然ありなんじゃないかと。

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